大橋登紀子さん
まめな生活自然派女性ネット

 
第3回

笑顔も地産地消?

2006年12月21日 望月毅瑠

(大橋さん)
 商工会女性部という立場で、設立前から環境や福祉に関わっていたので、もともと環境への関心はありました。
 また、豆腐を作る過程で、大量にできるおからを廃棄にするのはもったいないという気持ちから、何とかして有効活用しようといろいろな商品に工夫しています。そういったことも環境への配慮につながっているんじゃないかしら。

豆腐500グラム作るのにおからが180グラムもできるそうです。
 大量消費、大量生産、使い捨てのこのご時世に「もったいない」という言葉を聞くとほっとしてしまいます。そう感じてしまう事がちょっと悲しい気もします。 経済と環境と聞くと何となく両極端に位置するもののように感じてしまいがちですが、「もったいない」は、両者をつなぐ重要な考え方であると僕は考えています。


お店のロゴに入っている「お豆のこころ」というフレーズは、大豆の気持ちになって考えるという意味だそうです。無駄になるところを少なくして、添加物を入れず、大豆本来の味を大切にして美味しく食べてほしい。 こんなにまで想われている甲良の大豆は本当に幸せ者ですね。


このお店には、地元の家族連れやお年寄りなどは勿論のこと、その評判を聞き町外から口コミで訪れるお客さんとそのリピーターなどが来店されるそうです。また、このような地域貢献と環境配慮の面で新聞社やNPO、農林水産省からも注目を集めています。

設立からここまで有名になるまでの長い間、何が辛く、何がそれを支えていたのかを伺いました。


(大橋さん)
 私達は主婦なので、お店との両立という部分が大変だね。
 でも、それは反対に、お店があるから毎日する家事のストレスを解消できているし、元気の源になってるんだと思う。やりがいもあるし、仲間との結束というか、一緒にやっているのが楽しいの。
 何よりもお客さんとのふれあいが一番の楽しみ。90歳のおばあちゃんが乳母車を押して話しに来てくれるし、お年寄りの憩いの場になってるのよ。


オープンキッチンでアットホームな雰囲気とどんなお客さんも歓迎する皆さんの人柄をみてると、地元民の憩いの場になるのは、当然のなりゆきだと思います。
 何やら、彼女達は大豆や野菜だけでなく、笑顔も生産し、地元民に供給してるようです。



(つづく)