澤田龍治さん
朽木村観光協会事務局長

  主婦の目レポート(ゆうこ)「朽木編」
第3回

朽木でやることが日本につながっている

2004年10月21日 菱川貞義
(澤田さんは朽木のことでいろいろユニークな取り組みをされていますが、今後のことで何か教えてください)
(澤田さん)
 中山間というか山奥に住んでても、地域の、自分とこのよさがわからんと自信も出てこんし、次の一歩をどう踏みだしていいかわからんし。地域をよくみて、何がよくて何がわるいか、どういう資源があるのか、を知ることが第一歩。次にそれをどう生かしていくか。
 
 次はやっぱり山やな。山がなんにも利用されていない、という悲しさがある。ここで生活して、何人かの人が100%山から収入があるとええんやけど。ま、そんなことはすぐにはできんやろさかいに、まず半分。もっと遠慮して1割2割からでも山から収入をあげる、それをあてにして生活する、という材料をなんか見つけたいなぁ。

 そのために、自分勝手ですけんど、山の木を使った製品で、売れるものをつくりたい。いま、勝手に「丸太んぼクラブ」なんてのをつくってるけど、わしのクセは、勝手にひとりだけでいろんなクラブつくって、メンバーなし、ていうやつやけど。そやけど、うちは売店があるもんで、そこで売ったらよろこんでくれるさかいに。

 

 次は山にかかわっていきたい、と思ってる。しかも、とってつけたようなことではなしに、朽木らしくやりたい。それをかっこよういうと、朽木でそれができると、日本の山村を救うぐらいになるんとちがうかと思ったり。
 もうひとつは、これも夢みたいな話やけど、放置している山がいっぱいあって、間伐してないから、雨が降ったりしたら一気にそれが流れて、山がどんどん荒れてしまう。それで、下流域というか京都や大阪の人にも手伝ってもらって、折れた木や間伐した木を全部炭に焼いて、それをどんどん琵琶湖に全部沈める。それで、わずかでも琵琶湖をきれいにする。
 それから、もし世の中の燃料が足りんようになったときは、琵琶湖に沈めた炭を引き上げて乾かして、それを燃料にする。手伝ってくれたところに優先的にわける。という心の段取りはできているけど、まだだれも乗ってくれない。
 
  朽木らしい商品を考えるんやけんど、地域の人たちは、あんまり朽木らしいと当たり前すぎて寄ってこん。そんなもんどないなんねん、と。栃餅も20年ぐらい前に朝市で売りはじめたときは「そんな家でつくるようなもんを100円ぐらいで売ってもどうにもならん」といわれて。
(つづく)