安澤久子さん
ガラス工房 エヴァグリーン

 
第6回

ガラス作りはビジネスにあらず

2007年2月1日 望月毅瑠

久しぶりに安澤さんに会ってきました。
 僕が伺ったときには生徒さんとなにやらせっせと作っていました。

 よく見てみると風鈴です。
 ちょっと季節外れな気もしますが、勿論理由があります。
 彦根城築城の400年祭のときにお堀に屋形船を浮かべるらしいです。その船に風鈴をつけて販売するということで依頼を受けたそうです。


(安澤さん)

 あまりガラス作りをビジネスにしたくないのよ。
 本当はあまり売るための風鈴を作るのは嫌なんです。それを考えるとやっぱり運動家としての活動が御座なりになってしまうからね。作った人たちが自分の作品に満足してくれればいいの。
 お金をもらってフォーラムや何かでただただ話をするのも好きではないね。リサイクルガラスを作ったり見たり触ったりしてくれることで何か感じてくれればそれでいいのよ。


自分のやりたいことを貫ける確固とした姿勢や強い意志は、毎回のことながら僕の胸を打ちます。
 自分のスタンスを維持することって簡単なことではありません。そんな安澤さんの強さを羨ましく感じました。

 また、安澤さんの野望が動き出したようです。
 南彦根駅付近の公園の一角にガラス工房ができるそうです。



(安澤さん)

 私ができなくなったらそっちでオープンするつもりです。滋賀県立大学OBの子が後を継いでくれるんです。
 県立大学の環境に関する授業の一環として利用してくれたらいいんだけどね。

子供は勿論、大人だって本当に楽しめます。僕も体験させてもらって、子供のように楽しんでしまいましたから…
 環境を学ぶ学生にはとてもいい経験になると思います。安澤さんの想いが届いてくれたらいいなぁ。

(つづく)